内田 麟太郎 (著), 降矢 なな (イラスト)
「おもいちがいを しているなあ、あいいつは・・・・。たぶん」
ミミズクのじいさんは、
オオカミの ようすを みながら つぶやきました。
記録にまだ残していないのですが息子が小学校で借りてきた絵本
ともだちや
の続編です。
ともだちやも面白かったですが、こちらもなかなか面白かったです。
こころについて、こころはころころかわるんだ、という辺りが一番興味をひかれたようです。
そういえば、息子は「こころ」という言葉はなんとなく以前から理解していたようです。
頼んでいないのに、片づけを自らしていたところを
「えらいねー、どうして言ってもいないのに片づけしてくれんの?」
と持ち上げてみたら息子の返事がこうでした。
「えっ。それはね~、僕の心がいうからだよ。
僕の心が、片付いている方が気持ちがいいなぁって。
心がいうからだよ」
と、何そのアーティストみたいなセリフ?を。
何かにつけ、説明しづらいことを聞かれるとこの
「僕の心がいうんだよ」
を言っています。
そんな彼にもわかりづらくしつこく尋ねるのが「魂」です。
これは説明しづらかったです。
なんで魂を知りたかったのかっていうと、仮面ライダーゴーストのトウサン魂からですけどね。
ーー魂ーー
1 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「―が抜けたようになる」「仏作って―入れず」
2 心の活力。精神。気力。「仕事に―を打ち込む」
3 それなしではそのものがありえないくらい大事なもの。「刀は武士の―、鏡は女の―」
4 (多く「…だましい」の形で)そのもののもつ固有の精神。また、気構え。「大和(やまと)―」「負けじ―」
5 思慮。分別。
6 素質。天分。才気。
7 《武士の魂とされるところから》刀。
デジタル大辞泉より
これ、なかなか伝わりませんでした。
実在しないものって画像を見せることもできず難しいですね。
なんとなく「ふーん」で終わってしまいましたが。
もう少しお互い成長すると伝えられるのかな。
そういえば私の母はわが子を叱るときによく言っていました。
「何回言っても、魂が入らんね!」
けして宗教に興味があるとかではなく、言いたいこととしては
何度同じことを言っても、身につかないね、覚えないねという意味です。
これって、方言みたいな地域独特の表現なんでしょうか。
それとも母オリジナル?
身近でこの表現するのを聞いたことがない気がします。
あまりいい場面で使用された覚えはないけど
それでもまた、冗談交じりのあの言葉を聞きたいなぁ