ヨシタケシンスケ
こないだ おじいちゃんが しんじゃった。
おじいちゃんの へやを みんなで そうじしていたら
ベッドのしたから ノートが でてきた。
久しぶりのヨシタケシンスケです。
「りんごかもしれない」がはじめてのヨシタケシンスケさんとの出会いでした。
本当に、息子が大喜びした絵本でした。
普段は図書館で借りるのが常でよほど気に入ったら購入というスタイルなのですが
すぐに購入するほどお気に入りでした。
その「発想絵本」の第二作「ぼくのニセモノをつくるには」が出たときには、
待ち切れず本屋さんで立ち読みしてしまいました。
まぁ、流し読みしたせいか、あまり面白くなかったんです。
それから。「りゆうがあります」や「ふまんがあります」も
立ち読みしてしまったら、なんか受け入れられなくて、イマイチ、、、だったんです。
そうしてヨシタケシンスケさんから離れていたのですが。
去年息子が真珠腫の手術で入院をした際に主人が病室にプレゼントとして突然持ってきたのです。
ところが、もう入院生活は毎日他の入院している子どもたちと遊びまくるという状態で
絵本を読んでいる場合ではなかったのです。
退院してもなんとなく、図書館や学校から借りてくる絵本を読んでいて
本棚の奥に追いやられていたこの絵本なのですが
最近、寝る前の絵本~~と息子が持ってきたためついに読むことになりました。
感想
びっくりするほどよかったです。
さっさと読んでおけばよかったです。
途中までは、、なんだかふざけすぎ?って気もしましたが
主人公の男の子はいろいろと考えてくれました。
そして素敵な対策?もしてくれました。
絵本なのですが、深い内容だと思いました。
私もすでに両親を亡くしているため、なんだかこころにぐっと来ました。
相変わらず後悔ばかりの毎日ですが。
おもわず目頭が熱くなる絵本でした。
身近な方をなくしてしまった大人の方にも強くお勧めする絵本です。
同じく立ち読みして辟易としてしまった
ママがおばけになっちゃった!
よりは、というか比べるまでもない位ほど、深く心に残る作品でした。