成瀬は天下を取りにいく

Audible記録
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Audible初心者におすすめの一冊♬

著者 宮島 未奈

ナレーター 鳴瀬 まみ

タイトルが秀逸で聴いてみました。

ややこしいことに、主人公が「なるせ」でナレーターが「なるせまみ」、で著者が「みやじまなな」で最初、著者がナレーターもしてるの?と勘違いしてしまいました。オーディブルは目には優しいけど、文字が入ってこない分集中して聞いておかないとどうもあちこちで状況把握ができてなかったりします。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!

特設ページが設けられ、本屋大賞もとり成瀬シリーズと題して3部で完結するようです。

ふむふむ、なんだか話題の本らしいぞ。青春は遠い昔になってしまった私でも楽しめるのかしら?という一抹の不安もありましたがとても軽い文章で無事、成瀬は天下を取りにいくを聞き終えました。

かつてなく最高の主人公との煽り文句よろしく確かにひと際目立つ存在である成瀬あかり氏の第三者目線による青春ストーリーといったところでしょうか。

破天荒主人公成瀬あかりを第三者からによる冷静な分析でストーリーが進み、凡人から見た成瀬あかりの魅力が楽しめるようになっています。破天荒主人公といっても、成瀬あかり氏は至って、真剣で、優秀で(軽く京大に合格しそうな成績)、自分を律していて他者にも誠実な魅力的な女子高校生です。

そのすべてが振り切っているというところが破天荒というところでしょうか。

成瀬あかり氏に共感はちょっとできないです。悪い意味ではなくこれほど自分に自信をもって信念をもって行動できないな、という点でです。おそらくほとんどの方がそうだと思うのですが、破天荒主人公である成瀬あかりを見つめる凡人である第三者の目線に共感しながらこんな、素敵な友達がいたら良かったな~とか青春を思い出しながら憧れのようなものを抱くのかな、と。成瀬氏ほどに優秀でははなくてもあの頃は今思えば輝いていたのかな。。と懐かしい気持ちにさせてくれます。

オーディブルは目で追う必要もなく、自然に耳に入るのですがやはりぼーっとしていたのでは内容が入ってこないことがあるのですが、この小説は非常に軽い文体(ほとんどが成瀬氏のまわりからの冷静な感想のような記述)で難しい語句や表現もなくそれほど巻き戻し(今は早戻しというようですね)の必要もないです。

オーディブル初心者にはおすすめの一冊ではないかなと思います。

続編の「成瀬は信じた道を行く」は少し聞いてみましたが、、他の本に目移りならぬ耳うつり中です。

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