やんごとなき一族 第80話 切なる野望

漫画
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万野親子からの復讐の提案を受ける大介でしたが、、

果たして。。?

ってまぁ大介が受けないわけないよね。

ネタバレ含む感想

やん一の大ファンとしては真剣に一話一話を読んでいるのですがタイトルまでしっかり受け取ろうとふと思いまして、、、

切なる野望、、とはだれの野望なのか?

よく切なる願い、とか切ない願いとかのフレーズはある気はしますが切なる野望ってちょっと聞きなれない気がしたからかな。

これは誰の野望なのか?

ちなみに野望とは

分不相応な望み。また、身の程を知らない大それた野心

とのことで、ちょっとマイナスな意味なんですね。

野望を抱くとか、ちょっと無理なことでも挑戦する前向きなイメージでしたが。

となるとこの切なる野望は佐都じゃなくて大介の願いなのでしょうか。

祝福の陰に忍ぶ策略──

‘’成功の代償‘’とは!?

──明人が手掛けた福岡のラグジュアリーホテル‘’ココ・ブランズ’の月次報告会──

オープンから一か月、GOPの予算額に対して200%の達成、稼働率80%、SNSフォロワー2万人獲得と大成功。

Gross Operating Profit(グロース・オペレーティング・プロフィット)」の略称。「営業総利益」や「営業粗利益」を指し、ホテルの売上から経費などを差し引いた収益を意味します

デザイナーのモロー氏の友人であるローブル美術館の館長が一か月のスイートの予約も獲得。

ローブル美術館→ルーブル美術館でしょう!

ルーブル美術館って国立じゃないのかなーとちょっと調べてみたら、まぁ国立なんですけども2021年に史上初の女性館長ロランス・デカールさんが就任されているようです。凄いですね。

ロランス・デカールさん

富豪はまた富豪を呼ぶこれはすごいことになるぞ。

圭一にも認められる、美保子にも喜んでもらえる、会社のお金を横領してもバレにくい、笑顔になる明人。

柴田常務(万野社長の刺客ね)「モロー氏の言いなり、いえしっかりと応えてこられた賜物ですな」

笑顔の明人「柴田常務」

この成績で自信をもってCLH─コンパクトラグジュアリーホテルーへの加盟申請を出すと提案する明人だった。

帰宅して圭一が東京出張なのをいいことに金庫の中身をチェックする明人。

八寿子の遺産相続の件もあり書類が増えているが、株券に関しては特に触ったようにはみえない、バレないうちに株券を銀行をから取り戻さないと、とホッとする明人に背後から

「なにをしてる」

驚いて振り返るとそこには大介の姿が。

調べたいことがあって深山家に来たようだが。。。

福岡のホテルにエステを大介のサロンを入れられなかったことを詫びるが大介は他のホテルに作ってもらえることになったから気にせず、CLH加盟を叶えてよと答える大介。

明人「加盟のこと、大介に話したっけ?」

そこに美保子がきて大介はもう金せびりに来ないから安心して~といって上機嫌で去っていく。

大介「夫婦そろってここまでヤバかったとはねー。さー今後どうなるか見ものだな」

久美の奮闘

まんぷく屋で迎賓館の進捗具合を報告している久美。銀行の融資もとりつけ次はリフォーム会社を探す。

久美はどうしても蔵谷という施工会社に頼みたいのだが──

施工会社「こんなに細かい七宝つなぎの欄間は貴重やしこの四方柾の床柱なんてめったにお目にかかれへん、残しながらのリフォームはかなり難しいのですがこれは守るべき」

ただ案件を抱えており、着工は数年先になるとのことでそれでは事業が始められない。

↑時代家具建具のびるさんより、七宝繋ぎ組子と透かし彫刻の欄間

四方柾の床柱

四方柾柱(しほうまさばしら)について
四方柾柱(しほうまさばしら)とは、柱の四面が全て柾目になる様に挽かれた柱の事を指します。 四方柾柱(しほうまさばしら)に...

個人の、一枚板比較さんというサイトで見つけたページでとても興味深かったです。

急いでいる久美は他の工務店も検討するが、時間、コスト、技術、文化財へ対する理解など納得いく施工会社に出会えず、蔵谷さんを待つしかないかともあきらめかける。

そこへ蔵谷さんから久美に連絡が入る。

圭一、初めての・・・

──蔵谷のオフィスにて──

難しかったけどどうにかスケジュールをねじ込んで来月からの打ち合わせを始められるという提案だった。

──過去──

実は蔵谷さんは会社をたたむしかない状況まで追い込まれたことがあった。

そんな時に声をかけたのが圭一だった。

圭一「これほどの技術にはその対価をきちんと払うべきだ。安けりゃいいという考え方は職人の技術をばかにしてる。このままじゃいずれあらゆる日本の文化が消えてなくなってしまう。そんなことは許せない。私は日本人としてなんとしてもこの誇り高い伝統技術を守りたいんだ」

深山不動産との取引実績のおかげでどんどん成長、下請けから独立することができた。

圭一「本当に良かった。礼などいいからもし次に文化を守りたいという人間が現れたら助けてやってくれ」

────

蔵谷社長「今の蔵谷があるのは深山社長のおかげ。いつかご恩返しがしたいと思っていました」

久美「ああ。。確かにあの人は日本の将来のことをとても考えている人でした。」

久美(夫や父親としては横暴で傍若無人だったけど事業者としてはやはり優れた人だったのだろう)

久美「ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」

久美(まさか今、こんな形であの人に助けられるなんてね)

はぁ~~~ついに圭一のいい話が出てきた。第80話にしてやっと!!!

八寿子様の子供ですよ。

ただのクズなわけがない。

そういえば、日本はGDP4位ですが、来年はインドに抜かれて5位になるようですね。

強いリーダーはどこに?

とりあえず、選挙にはいこう!投票しよう!

大介のナイスパス再び

工事開始の日時も決まる中、久美に一本の連絡が。

ドラマのロケという事で大介が契約を結んでいたらしく、レンタル料も支払い済みという事で仕方なく別荘でのロケをOKすることに。

撮影を見学していた久美がスタッフのためにフィンガーフードを振る舞う。

スタッフにも喜ばれる。

スタッフが近隣の民泊ワンルームで雑魚寝だと知り、健太の「みやまの湯」を利用できないか健太に連絡をいれる。

久美「スタッフの方たちにゆっくり休んでもらえたらと思って・・」

さっすが、久美。

おもてなしのプロですよ。

スタッフがみやまの湯に向かい、温泉、広い部屋も、食堂での食事に撮影中のケータリングや弁当の手配など、感激の様子。

健太「じゃあぜひまんぷく屋のどて焼きサンドを召し上がってください。この商店街の名物です。」

最終日、ドラマのスタッフから素晴らしいサービスに対して感謝される。

スタッフ「ご家族のそれぞれの事業がこんなふうにコラボできるっていいですね。」

撮影の反響は?

まんぷく屋で事務作業をしている佐都にどて焼きの電話注文が入る。

ネットの方が確実と勧めると売り切れで注文できないといわれてしまう。

どうもSNSで話題のようで。

なんと、先日の撮影に訪れた俳優がどて焼きサンドとみやまの湯にことをSNSに投稿していたのだ。

みやまの湯も大盛況。

久美「お互いこんな風に事業提携ができるとは思わなかったわね。これからもお願いできたら嬉しいわ。」

健太「それ・・・いけるかもしれない。オレたちの事業と母さんの事業を合同でやったら化けるんじゃないか───」

感想

まーたまた、面白いんだから!!
素敵すぎます。

よく、

  • 開業医が子どもを医者にして継がせて…
  • 士業の人が後継ぎに…
  • 世襲議員が…

なんて話もありますが、そうそうわが子が自分と同じ道に進むかどうか、って興味や適性も含めてなかなか簡単にはいかないですよね。
この作品では「継がせる」よりも「それぞれの得意を掛け合わせる」という新しい形が描かれていて本当に素敵。

「素敵」以外言葉が出ません。

そういえば、大介は何をチェックしに来たんでしょうね。

登場シーンでは特に重要なことは何もしていなかったようですけど。

そして、圭一パパがやっと、いい所見せてくれましたね。

まぁでも仕事で大成している人って結構あんなものかなぁというイメージですね。

外面はいいけど、家庭では傍若無人。

誰とは言いませんが。

でも久美と健太、佐都たちとの今後、楽しみで仕方ないです。

ドロドロしていて、調子乗っている人たちをガツーンというのも見てて面白いけど、こういうお話もとてもいいですね。

あ、また一か月長いけど待ちます!!

コメント

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