本記事はネタバレ要素を含む感想・考察記事です。ストーリーの核心部分は伏せています。続きはぜひ本編でお楽しみください。
📗 ▶ 最新刊(20巻)はこちら
👉最新刊はこちらです。
📚 ▶ まとめて読みたい方へ:全巻セット👉
前回のラストの「あれ」の答え合わせ
前回、退院した圭一が自宅に戻ったら当主の席に大介が座っていた——というところで終わりましたよね。
「やったな、こいつ」と思っていた読者、正解でした。今回はその全貌が明かされます。
病室で何が起きたのか
大介がトランクから取り出したのは深山家の株券。しかも株主欄には大介の名前の実印、会社の実印も押されている。
・深山家の株券が全て大介名義に書き換えられていた
・実印はすべて本物
・大介の主張:「病室で圭一が金庫から株を持ってこいと言い、自分に譲ると言った」
・春菜も「私もこの目で見た」と同調
・圭一は「そんなことをした覚えも言った覚えもない」と激昂
つまり深山家の莫大な財産・当主の地位・深山不動産の社長の座が全て大介のものになったと主張している。
周囲の親族も騒然。でも圭一には反論できない事情がありました。
「なぜ俺が金庫から株を持ち出せたと思う?」
深山家の金庫のダイヤル番号は代々跡取りにしか教えられない。それを大介が知っていた事実は否定できない。熱で朦朧としていた時期があったことも事実。圭一は自分の記憶に完全な自信が持てないまま、その場で咳き込んで倒れます。

「親父もう何の力もないんだからさ」という大介の一言が冷たすぎてこらーですよ。
真相は回想シーンで明かされる——大介と春菜の共謀
その晩、ホテルのバーで祝杯をあげる大介と春菜。回想シーンで全貌が明らかになります。
① 明人が金庫を開ける場面に偶然居合わせ、暗証番号を入手
② 金庫から株券を盗み出す
③ 株主名簿を書き換え、自分の実印・会社の実印を押す
④ 病院に株券を持ち込んだ防犯カメラの証拠を作る
⑤ 春菜を「目撃者」として抱き込む
⑥ 圭一が朦朧とした状態で「譲った」という既成事実を作る
大介の言葉:「俺を訴えても嘘とは立証できない。実印は本物だし裁判所は身内のあげたあげないの揉め事は判断しようがない」

暗証番号を入手できたのは「たまたま明人が目の前で金庫を開けてくれたから」というラッキー要素があったとはいえ、そこからの計画の緻密さよ。
大介の独白と春菜の告白——はみ出し者同士の連帯
今回一番胸に刺さったのがこの場面です。
大介が春菜に語った本音。
生まれた時から一族にとって「どうでもいい存在」だった。注目を浴びようと必死で勉強して外科医になったのに無視された。美容外科医に転身したらチャラいと言われた。兄たちにはどうやっても叶わなかった。自分を卑下して自信も持てなかった。
「やっと俺の人生にスポットライトが当たるんだ」
そして春菜も同じ痛みを抱えていました。先代から「嫁に行けない役立たず」と差別され、圭一からも居候扱いで暴言を浴びせられてきた。大和くんへの推し活とポーセラーツだけが心の支えだったと。

春菜おばさん。ポーセラーツの件で輝きを取り戻したのかと思っていたのに、なんというか生々しくてリアル。
深山家の外では——それぞれの日常
衝撃の展開の一方で、深山家の外のシーンがほっこりさせてくれます。
まんぷく屋では健太が娘の凛ちゃんをしつけようとするも全く言うことを聞かない場面が。

健太の「毎回毎回イヤしか言わんな君は」というセリフ。子育て経験者は深く頷きますね。
そして美保子の実家・万屋寿庵農園では、明人がミントの収穫を手伝いながら穏やかな日々を送っている様子が描かれます。
芦屋の実家で母の菜園を手伝っていた経験が活きて、こつこつとしたものづくりが楽しいと語る明人。
大介からのLINEが全員に届く
「深山大介は父・圭一の任命により深山一族の当主並びに深山不動産の社長に就任しました」
このLINEが健太にも明人にも届きます。
健太「ありえない。親父が不動産の知識が全くない大介に譲るわけがない。やりやがった」
明人からの連絡で判明したのは、明人が金庫を開けた時に大介が真後ろに立っていたという事実。暗証番号を盗み見られていた可能性が濃厚に。
そして美保子が宣言します。

美保子が味方についた時の頼もしさ。強敵とかいて友と呼ぶ、、、ですね。
ザラスが絡んでいるとしたら
・大介はザラスの元婿
・美容サロンをザラスホテル内に作ってもらっている
・ホテルの乗っ取りに続き、今度は深山そのものを狙っている可能性
健太の結論:「ザラスと大介の陰謀だとしたら絶対に許さない」
佐都の一言が健太の背中を押します。「おばあさまに頼まれてるじゃん。もう圭一さんと拒否し合ってる場合じゃないよ」
八寿子様の「頼んだで健太」という言葉の回想とともに、健太が立ち上がります。
健太、深山家へ——そして圭一との場面
健太と佐都が深山家を訪れたのを見て、春菜が慌てて外出します。

春菜さん、挙動不審すぎて「あやしい」と思われてますよ。
顧問弁護士に株の処分禁止の仮処分を即座に申し立てるよう指示する健太。「責任は俺が取ります」という一言に、健太の覚悟が見えました。
そして病室でやつれた圭一と向き合う場面。
圭一の顔をそらしながらも感極まっている様子が描かれます。
「うるさい。俺が親父がどう言おうと、俺らは深山を守るから」
感想まとめ
・大介と春菜の共謀
・二人の「はみ出し者のリベンジ」という動機が切なくてリアル
・明人が農園でいきいきしていて心から安心した
・美保子が味方についた瞬間の頼もしさ
・健太の「俺らは深山を守るから」で熱くなった
・圭一が感極まっている描写でついもらい泣き
少年漫画的な熱さと家族の業が混在する、やんごとなき一族らしい回でした。ザラスと大介の陰謀を健太・佐都・明人・美保子がどう崩していくのか、来月が待てません!!
ドラマ版「やんごとなき一族」は
Amazon Prime Videoで配信中です。
Prime会員の方は追加料金なしで視聴できます。
ドラマ版も見たい方はこちら👇(無料体験あり)
次の更新が待てない私たちの楽しみ方はこちら👇
読んでいただきありがとうございました!




コメント