おれはティラノサウルスだ

絵本
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★★
宮西 達也
むかし むかし おおむかし、プテラノドンのおとうさんと おかあさんが いました。


「おまえうまそうだな」の続きを借りてきました。
借りてきたものの、コんガらガっちやそうべえなどよりお気に入りののシリーズと一緒の時期に借りてしまったため、ちょっと放置気味でした。
子どもには前作「おまえうまそうだな」が好評だったものの、親の私はまぁまぁかなぁ程度の感想でした。
絵と背景のメリハリがないし、なぜ、最初にティラノサウルスがアンキロサウルスの子供をたべなかったのだろう、、メルヘンだ、、とちょっと冷めた印象しかもてなくて。
背景の星もちょっと騒がしいです。
恐竜が生息したのは中生代三畳紀ー現在から約2億5100万年前に始まり、約1億9960万年前まで続く地質時代ーなわけですから、大気汚染も現代とは比べようもなく、地球上で満天の星が望めたでしょうが。
そんなわけで私も借りてきたものの息子が放置するならまぁいいかと放っておいたのですがついに食指が動いたようでして。
前半、お母さんの教え「どんなひとでも こまっていたら たすけてあげるのよ」の件に相変わらずメルヘンを感じてしまいますが、読み終えてみるとこの「おれはティラノサウルスだ」の方が好印象でした。
前作同様、幸せな終わりではなく、もの悲しいラストです。
ただ内容はずっとはいりこめました。
負傷してしまったら確かに、おとなしく回復を待つしかないし、そこで受けた恩に感謝したんだなと割と大人でも納得できる話の流れでした。
息子は絵本の読み聞かせをしても感想はめったに話してくれないためどう感じたかは不明です。
1,2と続けてハッピーエンドではない絵本でしたが、まだ続編があるため
ずーっとこのティラノサウルスがこのままなのか気になり始めてしまったので続編を借りると思います。

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