昇段ならず
月は千家に到って静か
秋の月はくまなく多くの家々を照らして静かである
読書に真楽あり
読書にこそ真の楽しみがある
「家」にだいぶん苦戦しましたが、なんとか書けました。
最近、使用している筆がどうも割れる気がして、
今書いている10月課題もなかなかうまくいきません。
「弘法筆を選ばず」
とよく言われますので、たとえ自分にとってはイマイチと思える筆でも
キレイにかける人なら綺麗に書いちゃうんだろうなぁ。
と考えていました。
その話を習字の先生にしたところ
あの言葉はウソです!と
それなりにはかけるけどそれでもやはり、命毛がなくなってしまっている筆だったり
悪い筆では納得する文字はやっぱり難しいですよと仰られました。
そこで母の遺品の一つである小筆を使用してみたのですが、
はっきりわかりました。
書きやすい。。。
それまで量販店で購入してしまった習字セットに付属されていた筆を使用していたのですが
こんなに違うものなんだ!と痛感しました。
勿論、同じ筆を試しに先生に書いてもらうとやはり力の差は歴然です。
筆も消耗品なのでずっと使用できるわけではないですけど
きちんとお手入れをしながら大事に使っていきたいと思います。
今までは筆って適度に墨を落とせばいいんだろう
(だってすべて落とすなんて手間かかるし。。)
なんて軽く考えていましたがあれこれネットで調べているとどうも
墨はきちんと落とし切るほうが筆のためにはいいらしいですね。
先生にも、教室で墨をつけようとした私の筆をみて
墨の落とし方(お手入れ)が不十分です。
と指摘されました。
文房四宝
筆
墨
硯
紙
まだまだ綺麗な字をかけない私こそ
こういったところも見直して、その上で練習に励まなきゃいけないんだなぁと気づきました。