生徒諸君!最終章旅立ち 第113話

漫画
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庄司陽子
見つめる先には
脛に超えるべき 壁 がある。


 
トビオの写真集話が今後は続くのかと思いきや、
(また途中でナッキーが素晴らしい人アピールも入りますが)
なんとナッキーの祖父が亡くなってしまいました。
やっぱり人の死は、漫画でもドラマでももちろんリアルでも気が重くなりますね。
しかもナッキーのおじいちゃんといえば
生徒諸君!の頃からとてもいい味を出していた
本当に愛情あふれるいいおじいちゃんだったんです。
あの時にはまだ、初老?くらいでスタイルもスラーっとしていて
ダンディおじいちゃんだったのに
ナッキーの老化については全く描かれていないけど
あの頃からすると20年?30年ちかく経過しているわけですから。
はー私も年取るわけです。
お風呂で亡くなったといえばやはり思い出してしまいます。
私のおばあちゃんはお風呂で亡くなりました。
母と祖母の二人暮らしをしていた時期に
私は車で一時間位のところで一人暮らしをしていました。
そして母からの電話でおばあちゃんがお風呂で死んだと聞かされ
泣きながら高速を飛ばしたことを覚えています。
そして帰宅すると警察の方が来られていました。
最初はなぜ警察が来て母に状況を確認しているのか
私も母も気づかなかったのですが、あれは
殺人をしていないかを念のため確認していたんですね。
自宅で亡くなった時にはどんなに高齢でも一応警察が駆けつけるんでしょうか。
ナッキーは確かアラフォーの設定だったと思います。
私も同じくアラフォーですが祖父母は勿論、両親とも他界しています。
子供を持った今の自分には子は絶対親より先に死んだらいけない、と
親を見送るのが子供の務め、とは思います。
というかそう割り切るしかないと思います。
息子が世界中の誰よりも愛しいと日々感じていますが
そことは別の感情で誰よりも頼りにしていた、心のよりどころにしていた母親との別れというのは
1年経つ今でもまだ重くのしかかっています。
ただ誰もが乗り越えるしかない、ことですよね。
ナッキーは母に捨てられ祖父母に育てられたわけだからまた悲しみも深いでしょう。
ここ最近の流れのようにすぐに別エビソードに代わる、
とかでは感情移入がますますしにくいかもしれないです。
と言っても、表に出てくる言葉、態度だけでは本当の悲しみは表現できませんからね。
私だってこの悲しみに沈んでしまうわけにもいかず、毎日を過ごしています。
この後、ナッキーがどう立ち直っていくのか
どう描かれるのか気になります。
※※ネタバレ注意※※
皆川のトビオの写真集発行に対する覚悟を聞かれ驚くナッキー。
皆川さんならついていっても大丈夫と後押しするナッキー。
ホテルで写真選びをするトビオと皆川。
子供の可能性は無限大と語るトビオ。
皆川はナッキーが私を変えたと告げる。
田舎を馬鹿にしていたがそうではなく心が解放される、
自分こそ井の中の蛙だったと、、
自分はちっぽけな人間だった、帰るべき故郷がない。。。
ナッキーがナッキー祖父の入浴介助を申し出る。
ナッキー祖父「尚子が入れてくれるんか
最後の風呂になるかもしれんな」
祖父の背中を流しながら育ててくれたことへの感謝を伝えるナッキー。
ナッキー祖父も尚子が幸せならそれでいいのだと答える。
なあ、尚子
と祖父の呼びかけがあったが髪を流すので頭を下げるように言うナッキー。
その直後、呼びかけても返事もなく意識もないナッキー祖父。
尚子の腕の中で冷たくなっていく祖父。
病院に到着し、臨終を宣告され母やトビオに連絡をするナッキー。
その知らせを受け皆川との打ち合わせを切り上げすぐに病院に向かうトビオ。
そこには祖父の遺体をじっと見つめる尚子の姿があった。

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