やんごとなき一族 第83話「懺悔の時」感想|罠か偶然か、深山家を揺るがす100億円の攻防

やんごとなき一族 第83話「懺悔の時」感想|罠か偶然か、深山家を揺るがす100億円の攻防 Uncategorized

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※本記事はネタバレ要素を含む感想・考察記事です。ストーリーの核心部分は伏せています。続きはぜひ本編でお楽しみください。


「懺悔」するのは一体誰?

懺悔とは、自分の罪を悔いて他人に告白すること。

罪びとが多すぎるこの物語で、いったい誰が誰に懺悔するのか?そのタイトルの意味が最後に静かに刺さってくる回でした。


深山の株、ザラスの手に渡る

圭一が株の買い戻しを試みますが、銀行の返答は冷たいものでした。すでに第三者へ売却済みだというのです。

そして売却先の名前を聞いた瞬間、圭一の表情が凍りつく。

【★吹き出し:らぶあまおうさん/内容:「結局いっちゃう」銀行マン。秘密を守り切れないキャラ、嫌いじゃないです。でも圭一の表情はさすがに見ていてつらかった。】

ここで浮かび上がってくるのが「譲渡制限」の問題。深山家の株には、そもそも譲渡制限がついていなかったのです。

項目 深山家の株 定義・補足
譲渡制限 なし(←これが問題) 会社の承認なく誰にでも譲渡できてしまう
株の種類 非公開株(未上場) 証券取引所に上場していない株式
株券の形式 紙(フィクション上の設定) 現実にはほぼ存在しない。物語のトリガーとして機能
銀行の売却 敵企業(ザラス)に譲渡 現実なら訴訟必至の悪役ムーブ
一族の対応 100億で買い戻す 本来は裁判で争える案件。物語を盛り上げる装置
らぶあまおう
らぶあまおう

深山家のリスク管理、甘すぎる!先祖代々の大切な株に譲渡制限つけてないって、どういうことなの。顧問弁護士は何してたの。…ってマジツッコミしたら漫画が面白くなくなるのでこの辺に🎵


100億円の攻防、圭一の決断

株を取り返したい圭一と万野社長の直接交渉が実現します。

万野社長の提示した条件は「株と引き換えに福岡のホテルの土地・建設費用を丸ごと譲れ」というもの。価値にして100億円相当。周囲の弁護士たちは猛反対しますが、圭一は受け入れます。

💡 法律的な視点から言うと

会社法第136条により、譲渡制限のある非上場株式を売却する場合は会社の承認が必要です。
また銀行には善管注意義務(社会通念上あるいは客観的に見て当然要求される注意を払う義務)があります。

つまり…本来なら裁判で争えば100億払わずとも取り返せた可能性が高い。
圭一お抱えの弁護士、なぜ一言も言わなかったのか。謎すぎる。
らぶあまおう
らぶあまおう

万野社長との交渉後の圭一の一言がかっこよかった。プライドだけは最後まで折れない人なんだよね、この人。

交渉を終えた万野社長の独り言が、また背筋を冷やします。これはまだ続くのか、と。


実はずっと仕組まれた罠だったのか

健太とマダムキリコの会話が今回のキーポイントです。

健太がずっと引っかかっていたある疑問。明人の不正を調べた時、どの部署に聞いても「問題なし」と言われたこと。そして後になってわかった、担当者たちの正体。

🔍 健太の「ずっと引っかかっていたこと」

・明人を調べたが不正は見つからなかった
・「問題なし」と言った担当者たちは全員ザラスの出向者だった
・尾形さんの告発のタイミングが良すぎる
・銀行がわざわざ未上場株を担保に13億融資するのも不自然

結論:これは最初から計画された罠だったのでは?

マダムキリコの「においがする」発言、さすがの嗅覚。そしてキリコさんが動き始めたことで、反撃の狼煙が上がった気がしてワクワクしています。

らぶあまおう
らぶあまおう

マダムキリコ、もうなくてはならない人ですね!この人がいるだけで場が締まる。


明人、釈放される

取り調べの場面が複数描かれます。ゆかり建設の社長、万野社長それぞれの証言が食い違い、最終的に明人は不起訴・示談成立で釈放されます。

万野社長の「私はただつぶやいただけ」という発言、うまいな〜と思いながら読みました。悪役の言い訳としての完成度が高すぎる。

釈放された明人が出てきた場面、胸が痛かったです。ベンツを見て美保子が迎えに来たと思う一瞬の表情。

でも待っていたのは久美さん、健太、佐都でした。

らぶあまおう
らぶあまおう

お迎えはレクサス🎵


明人の「懺悔」、そして佐都が気づく

久美のマンションでの場面が今回の核心です。

明人がぽろりと漏らしたある言葉。それを聞いた佐都が息をのみます。

「まさか、知っていたの?」

明人が何を知っていたのか、そしてそれを黙って抱えてきた理由は——ぜひ本編で読んでほしいです。セリフよりも、あの場面の空気感ごと受け取ってほしい。

らぶあまおう
らぶあまおう

全くそんな描写がなかったからかなり驚いた。明人って不器用でドジで頼りないけど、根っこがけなげで憎めないんですよね。奥さんを喜ばせたくて必死だったんだね。

バッグひとつで去っていく明人の後ろ姿が、タイトル「懺悔の時」の意味と重なりました。


感想まとめ

🌿 今回のらぶあまおうまとめ

・深山家の株管理、法的にツッコミどころ満載だが物語的には完璧な装置
・万野社長の悪役としての完成度が上がり続けている
・マダムキリコが動き始めたので反撃に期待大
・明人がけなげすぎてつらい
・佐都の「気づき」が次回以降どう動くか目が離せない

最近は佐都たちがうまくいって悪役が落ちていく流れ。安心して読めるようになってきたけど、転落が激しすぎて心して読んじゃいます。
らぶあまおう
らぶあまおう

今回セレブネタは少なかったけど、動いたお金の桁が今まで最大級。ある意味これが最大のセレブネタかもしれない。100億円が「物語の道具」になる世界。


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読んでいただきありがとうございました!

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